- 神話
- た
デウカリオン
Deukalion
このページをツイートする Tweet
スポンサーリンク
プロメテウスとプロノイエの子供でプティアの王。
デウカリオンの生きた時代に、トネリコの木から作られた「青銅の種族」は、軍神・アレスを崇拝し、戦いを繰り返したため、ゼウスは「青銅の種族」を滅ぼすため、大洪水を起こした。この大洪水を「デウカリオンの大洪水」と呼ぶ。
しかし、デウカリオンは、未来の見通す力を持つ父であるプロメテウスから、洪水が起きることを聞いており、箱舟を作り、妻のピュラとともに乗り込んだ。水上をさまよった箱舟は9日目に、パルナッソス山の山頂に漂着した。
船から降りたデウカリオンとピュラは、ゼウスとテミスに感謝の祈りと生贄を捧げ、「人間を新しく甦らせて欲しい」と願うと、「おまえたちの顔を布で包み、母親の骨を後ろに投げるがよい」との神託を受けた。
ピュラは「そんな親不孝はできない」と嘆くが、デウカリオンは「母親とは大地であり、骨とは石のこと」と解釈し、石を集め、後ろに投げたところ、デウカリオンが投げた石からは男性へと、ピュラが投げた石からは女性へと生まれ変わり、この石から誕生した人類を「英雄の種族」と呼ぶ。
スポンサーリンク
神話に関する参考書籍
- 教養としてのキリスト教
- ギリシア神話
- ギリシア神話を知っていますか
- ギリシャ神話 - 付・北欧神話 -
- キリスト教ハンドブック
- ケルトの神話 - 女神と英雄と妖精と
- 神話の力
- 図解 北欧神話
- 「世界の神々」がよくわかる本
- 世界の神話がわかる - 「民族の聖なる神と人の物語」を探究する! -
- 「天使」と「悪魔」がよくわかる本
- 天使の事典 - バビロニアから現代まで -
- 北欧神話
- 「北欧神話」がわかる オーディン、フェンリルからカレワラまで
- 魔法と錬金術の百科事典
- ロードス島攻防記
- ローマ人の物語(1) ローマは一日にして成らず(上)
- ローマ人の物語(2) ローマは一日にして成らず(下)
- ワクワクするほど面白い世界の神話