サイトの作り方
無彩色の持つイメージ
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色とは色合いを表す色相、鮮やかさを表す彩度、明るさを表す明度による3属性によって作り出されています。無彩色に分類される白、黒、灰は彩度も色相もなく明度の数値だけで表現されます。
モノトーンとは単色の濃淡で表現された色を意味し、決して無彩色だけではありません。モノは英語で単を意味する「mono」、トーンは英語で調子を意味する「tone」からきており日本語では単調を意味しており赤色のモノトーン、青色のモノトーンなども存在しますが一般的に無彩色のモノトーンが多いため「モノトーン = 無彩色」を意味するようになったと考えられます。
明度100%の位置にある白には無垢、潔白、清潔などのイメージがありウェディングドレスや看護士の服などの色として利用されています。神聖なイメージから古来では白い馬や鹿は神の使いとして考えられていますが、明治時代までは日本では葬儀の参列者は白色の喪服、死者は白色の死装束を着用するなど生命の生死のイメージも持っています。
明度0%の位置にある黒はを死、闇、恐怖などのマイナスイメージがありますが、白以外の色と混ぜても変化することがなくどの色にも染まることのない自己主張の強い色、高級感のある色として高級家電製品や服などファッションやインテリア業界ではよく利用されています。
白と黒の中間、明度50%に位置する灰色は明るい色、暗い色のどちらでも合わせることができます。
江戸時代庶民の生活から贅沢を禁止する奢侈禁止令の施行により衣服の素材は木綿や麻布、色は藍染の青色、茶色、鼠色とされました。オシャレを楽しみたい庶民は決められた3色に微妙な色調の変化を粋として利休鼠、深川鼠、遠州鼠など四十八茶百鼠と呼ばれるほど数多くの鼠色を生み出し色彩の違いを楽しんだと言われています。
無彩色だけでは単調な色味ですが、部分的に有彩色をうまく組み合わせることで洗練されたデザインのWEBサイトを生み出すことができます。
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