サイトの作り方

誰でも店長になれる?

2008/05/04 2022/04/08

この記事は執筆されてから15年が経過しています。

オンラインショップでは子供の頃、夢だったお花屋さんおもちゃ屋さんも夢ではありません。しかし、まず開業後の様々な問題を少し考えてみましょう。

まず、オンラインショップを開業後、すぐに売り上げが発生することはありません。

第一の理由として、すでに品揃え豊富なオモチャを販売するAmazonトイザらスなどの大手企業が運営するオンラインショップが存在しており、また多くのユーザが大手企業のオンラインショップを利用しています。

オンラインショップは誰でも簡単に開業できる反面、具体的な数値は発表されていませんが、多くのオンラインショップが閉鎖(倒産)していると考えられます。

「大手企業のオンラインショップがあるのなら、開業してもほとんど売り上げがないのでは?」と思われるかもしれません。確かに、大手企業は多額の宣伝費用を使い、数万点に及ぶ商品、専用のシステムやサーバを使用し、正攻法では小規模経営のオンラインショップには勝ち目はありません。

しかし、小規模経営ゆえの身軽を利用し、他のオンラインショップが手を出していない隙間の市場を開拓、購入者の希望に合わせた細やかな対応など、大手企業が実践しにくいサービスで差別化することが可能になります。

開業後に発生するリスクを考え、どうすれば売り上げを出せるかを意識した店作りが大切です。

そもそも、オンラインショップとは?

オンラインショップとは、インターネット上で商品を販売するWEBサイトのことで、EC(Electronic Commerce)ショップ、ネットショップなどとも呼ばれます。実店舗の開店に比べランニングコストを低く抑えることができるため、副業、兼業としても始めることも可能です。

オンラインショップでは衣料品、食品、車、宝石、化粧品など実店舗で販売されているものや写真データ(例:JPEG)、音楽データ(例:MP3)、WEBサイトデータ(例:テンプレート)など実店舗では購入できないデジタルデータなど扱われる商品は多種多様です。

オンラインショップのメリット・デメリット

  1. ランニングコストが低く抑えられる

    オンラインショップでは、実店舗で必要となる人件費、光熱費、家賃などが経費を抑えることができるため、ランニングコストを低く抑えることができます。

    営業開始時に低価格を謳うサーバ、オンラインショップ開業支援サービスでも問題ありませんが、運営する中で商品数、アクセス数が増え、サーバの機能不足によって処理ができず、サーバの移転が必要になることもあり、長期的な運営を踏まえた対策が必要になります。

    サーバ移転中はオンラインショップの営業が不可能となります。

  2. 店舗の大きさに制限がない

    実店舗のように、土地としての概念が存在しないため、店舗規模は無限といえます。

    しかし、長期間の運営により一定のアクセス数が維持でき、販売商品数が増えることになり使用するサイズ容量、カートプログラムなどのシステムによるサーバへの負荷が増えるため、より高額なサーバ維持費などの経費が必要になります。

  3. 24時間営業が可能

    サーバメンテナンスを除き、サーバが機能している限り、営業が可能です。

    しかし、運営側には休息が必要なため「何時までのは注文には対応可能」など、ユーザに注文してからどの程度の期間で対応が可能なのか、目安になる情報の明記は大切です。

  4. リサーチ、動向調査が比較的容易

    取り扱う商品と、同じ商品を取り扱うオンラインショップを探すことで、商品の紹介に関する文面、商品の見せ方(写真)、キャンペーン展開などがある程度、調査することが可能です。

    しかし、ライバルとなるオンラインショップ側からも同じことが可能であるため、独自性のあるサービス、キャンペーンなどのサービス展開が必要となります。

オンラインショップのメリット・デメリット

  1. 販売するための商品

    どんなものでも販売していいというわけではなく食品、中古品販売、酒、たばこ、動物、性風俗に関するものなど一部の商品については、事前に行政機関への届け出、行政機関からの許可が必要になることがあるため注意が必要です。

    また、常に複数の注文に対応できるように在庫を用意しておく必要があります。

    デジタル商品を取り扱う場合は、いつ発生するかわからないHDDのトラブルに備え、定期的にバックアップすることが大切です。

  2. コンピュータ

    オンラインショップの制作、運営を行うために使用します。

    高性能、高機能を求める必要はありませんがWEBサイトの修正、制作に関する作業、事務作業に必要なソフトウェアなどがストレスなく快適に動作する程度の性能は必要になります。

    売上管理データ、顧客データなどの重要なデータは、いつ発生するかわからないHDDのトラブルに備え、定期的にバックアップすることが大切です。

  3. WEBサイトスペース

    WEBサイトを公開するにはサーバ(24時間動作している外部HDDのようなもの)が必要になります。

    最近ではアクセス解析、ショッピングカート、検索プログラムを正常に機能させるため一般的に使用されているPHP、Perlなどのプログラムが動作し、長期間の運営によってデータが肥大化し使用可能容量を圧迫しないよう1GBなど大容量提供するサービスなども月額500円前後で利用できるため、用途に合わせて選択することが可能です。

    必要に応じて独自ドメイン、高機能アクセス解析プログラムなどのサービスを併用することもオススメします。

  4. デジタルカメラ

    商品を撮影するために使用します。

    デジタルカメラは撮影した写真データは直接コンピュータに取り込むことができるため、編集が容易に行えます。

    数年前ではデジタルカメラの性能は300万画素程度でしたが、技術向上などにより現在では1000万画素のコンパクトカメラが2万円程度と比較的手ごろな価格で購入できます。

    商品撮影は接写が多くなり、手ブレを防ぐため三脚の使用をオススメします。家電量販店などで低価格なものでは500円程度から販売されており品質、機能に合わせて選択することが可能です。

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Crownfrog

2024年で、Webサイトの制作に従事して20年になる「インターネット老人会」の会員です。NIFTY-Serve、ISDNはじめちゃん、個人サイト、ウェブリング、前略プロフィール、mixiは一通り経験しております。

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