神話

グリゴリ

「エノクの書」によると、堕天使となった天使の軍団。別名「見張るもの」といわれる。

今から12000年前、彼らは人間に教育をする目的で地上に降り立つ。エデンの園の建設にも力を貸している天使たちで、眠りを必要とせず、文字通り「見張り役」も兼ねている。

アダムとエヴァの子孫たちが増えてくると、美しい娘たちに欲情し、神に固く禁止されていた人間との結婚をおこなう。堕天使となった数は200人といわれる。その結果、巨人の子供たちが産まれる。

また、神が禁じていた「宇宙の秘密」を愛妻たちに教え、人間はより多くの知恵を得る。その結果、姦淫、殺人などが横行するようになる。四大天使(ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエル)が天から地上を見下ろすと、あらゆる暴虐が行われているのが見え、事態を重くみた大天使たちは神に報告する。

神の怒りは凄まじく、ノアに指令を出して方舟の用意をさせる一方で、グリゴリたちを逮捕して幽閉する。そして、神はノアとその方舟の乗員を除き、地上の一切の生命を洪水によって流し去ってしまう。

神話の参考書籍