神話
アルゴ船
イオルコスの王・イアソンがペリアスから突きつけられたコルキスの黄金の羊の毛皮を探す冒険のために、船大工・プリコスの息子・アルゴスによって建造された。
アルゴ船の船首はアテナから提供されたドドナの森の神聖なカシワの枝を使っており預言を言う事ができる。
アルゴ船に50人が募集され、メデューサを退治したヘラクレス、トラキアからハルピュイアを追い出したカライスとゼテス兄弟、リュンケウスなど名だたる英雄が乗船した。アルゴ船の英雄たちをアルゴナウタイと呼ぶ。
アルゴ座はプトレマイオスのトレミーの48星座にも含まれている星座だったが、大きすぎたため船尾座、帆座、帆柱座、竜骨座の4つに分割された。
その後1763年にフランスの天文学者、ニコラス・ルイ・ラカイユが帆柱座の名前を変えた羅針盤座を加え、17星座を新設したが分かりにくい点から評判は良くない。