岩をも切り裂く聖剣。みすぼらしい片目の男に変装したオーディンが幹に剣を突き刺し、これを抜いた者に剣を与えると言い残し、長い時間誰も抜くことができない中、シグムンドだけが抜くことができた。
その後、グラムはオーディンの槍・グングニルによって砕かれてしまうが、刀鍛冶のレギンに鍛え直され、ファーヴニルを倒すためシグムンドの息子・シグルドのものとなる。
「ニーベルンゲンの歌」というドイツ叙事詩では、「バルムンク」と呼ばれ、ワーグナーの楽劇では「ノートゥンク」と名前が変更されている。