神話

サタン

全ての悪魔や魔神の王。しかし、サタンという名称は明確に固有名詞化されているわけではなく、堕天使のリーダーシップをとる者の総称として、または悪の支配階級の系列に並ぶ者たちの所属名とされている。

また、固有名詞説の神学者からすると、サタンとは堕天した後の名称であり、天にいた頃はルシファーと呼ばれていたという。

旧約聖書には「悪魔」を意味する言葉は明記されておらず、旧約聖書のヨブ記にサタンのルーツである「ハ・サタン」と明記されているのみである。ヘブライ語は固有名詞ではなく、単に「対立勢力」、「敵」を意味する普通名詞。次第に「サタン」は普遍的な「悪」として人格化される。

キリスト教において明確に「悪の権化」、「堕落への誘惑者」として、今日の意味でのサタンが完成されるという経緯がある。イスラム教ではシャイターンと呼ばれる。

サタンは「ドラゴン」、「デヴィル」、「古き蛇」とも呼ばれ、初期はドラゴンや蛇の姿で表されていたが、次第に半人半獣や人間の姿で表されるようになった。

神話の参考書籍