神話
ヘズ
名前は「戦」を意味し、強い力を持つが盲目。
バルドルの不吉な夢に驚いたフリッグは、世界中のすべてのモノに、バルドルを傷つけないよう契約を交わす。神々が囲んで斬りつけたり、いろいろな物を投げつけたりしても、平気な顔をしているバルドルをロキは気に入らず、老婆に化けてフリッグから「ヴァルハラの西の宿り木だけは、若すぎて約束をすることができなかった」と聞き出す。
ロキから宿り木を手渡され、「これを投げつけバルドルに傷がつかないのなら、彼の名声が上がる」とだまされたヘズはバルドルに向かって投げつけた結果、宿り木はバルドルの体を貫き殺してしまう。
ヘズは兄弟であるバルドル殺しの罪人とみなされ、神々から憎まれ、オーディンが巨人・リンドに産ませたヴァーリによって殺される。
ラグナロク後、バルドルと手を取り合い復活すると言われている。