神話
ラリベラの岩窟教会群

エチオピアにあるエチオピア正教会の教会堂で、1978年に世界遺産に登録された世界最大級の岩窟聖堂。
火山の噴出物が固まってできる凝灰岩の丘陵を掘り抜いて建造されたギョルギス教会を中心とした、11の教会群によって構成され、世界の石造建築史の観点からも重要な建造物と考えられている。
12世紀頃のエチオピアは、紅海周辺国の影響もあり、イスラム勢力から激しい抵抗を受けており、国土の多くの部分がイスラム勢力の征服下にあった。
そこで、キリスト教を擁護していたザグウェ王朝のゲブレ・マスケル・ラリベラ国王はキリスト教徒が安全に巡礼できるように「新たなエルサレム」の建造を命じたと言われているが、当時、エチオピアからのエルサレム巡礼は、5ヶ月以上を要したとされ、より安全にエルサレム巡礼が行えるように建造されたとの説もある。
エチオピア正教会のキリスト教徒の聖地となっているが、2021年現在、ラリベラの岩窟教会群のある地域は、エチオピア政府軍とティグレ族を主体とする「ティグレ人民解放戦線」との交戦地域に含まれており、余談を許さない状況が続いている。
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