天然石

ガレネ

日本語名 方鉛鉱
原産地 アメリカ、オーストラリア、ブルガリア、日本、ボリビア、メキシコ、ロシア
モース硬度 2.5

名前はラテン語の「鉛の鉱石(galena)」に由来します。ガレネは主成分の鉛と硫黄が結びついた硫化鉱物で、劈開性があり、立方体に近い形に割れる特徴があります。また、閃亜鉛鉱が共生することも多く、共生部分は白色になります。銀を含む場合は含銀方鉛鉱と呼ばれ銀色に輝きます。

ガレネからは鉛を生成することができ420度前後で溶け、電気を通しにくく、腐食しにくいことから蓄電池、ガラス、ガス管、水道管、弾丸などの用途に利用されています。

鉛は古くから利用されてきた重金属で占星術、錬金術、食器などの上薬などに利用されましたが、鉛を摂取することによって筋肉麻痺、貧血、急性脳障害の原因となる鉛中毒症を引き起こす恐れがあります。

また江戸時代に公家、将軍家、大名などの上流階級の女性が利用した白粉には鉛が含まれていたため、乳幼児が乳房から鉛を含んだ白粉を口にするため、乳幼児の死亡率が高かったと考えられています。

古くは北海道の豊羽鉱山、秋田県の花岡鉱山、新潟県の白板鉱山など日本国内でも採掘されていましたが、採掘量の低下とともに現在、鉛が採掘されていた全ての鉱山が閉山されています。

天然石の参考書籍