アウルヴァンディルの妻であり、スヴィプダグの母親。魔術、呪歌などで傷を癒す能力を持っていたとされる。
古くゲルマン社会には予言、魔術などが使えると考えられた「ヴォルヴァ」と呼ばれた巫女が存在しており、北欧神話を含むゲルマン神話にも女性の魔術師が登場しているため、グローアも「ヴォルヴァ」として役割を担っていると考えられる。
トールは、巨人・フルングニルの戦いの際に頭に突き刺さった砥石を取り除いてもらう治療中に、グローアにアウルヴァンディルは生きており、近いうちに帰宅することを伝えたことで、喜びのあまりグローアは呪歌を忘れてしまった。そのため、トールの頭には砥石が突き刺さったままとなった。