神話
ウロボロス

名前はギリシャ語で「尾をむさぼり食うもの」を意味する。
古代ギリシアでは、頭(誕生)と尾(死)を自らくわえた姿から不死、無限の象徴と考えられていた。
紀元2世紀頃には思想主義・グノーシス派は誕生、死を繰り返す姿から無限の再生を意味していると考え、「ウロボロスこそイエス・キリストである」として蛇を崇めるようになったが、当時、蛇を悪魔の使者と考えていた教会によって弾圧された。
中世になり錬金術師たちはウロボロスを完全、世界、変化などの物事の「全て」であると考えるようになった。さらには、「完全」と「変化」からウロボロスは非金属や鉄や銅などの金属を黄金に変化させる賢者の石の象徴として考えられるようになった。
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