名前は「小さな戦士」を意味する。
ヘズによるバルドル殺害は、悪意のない過失ではあったが、オーディンは肉親であるバルドルの死に対する復讐のため、血族ではあるが血族とみなされない幼い子供が適任であったため、オーディンは女神・リンドとの間にヴァーリをもうけた。
生まれて一夜でヘズを殺し、火葬にした。薪の上にヘズの亡骸を乗せるまで手を洗わず、髪の毛をクシでとかせなかった。
成長したヴァーリは勇敢で大胆な戦士となり、強運を持っていたために、その手から放たれる矢が外れることはなかった。