天然石
セラアイト
日本語名 | セラ石、セッラ石 |
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原産地 | イタリア、オーストラリア、カザフスタン、カナダ、ブラジル、チリ、中国、ペルー、ロシア |
モース硬度 | 5.0~5.5 |
1868年に発見され、名前はイタリア人科学者のクインティノ・セラ(Quintino.Sella)に由来します。マグネシウムを含んだフッ化物(フッ化マグネシウム(MgF2))で、結晶構造はルチルと同じ正方晶系に属し、クォーツ、セレスタイト、フローライトなどと共存した状態で、火山地帯などから産出します。
フランス南東部のイゼール県ヴァノワーズ国立公園(ローヌ=アルプ地域圏)にあるジェブラウラズ(Gebroulaz)山(標高3,511m)で採掘されたものがタイプ産地(Type locality)とされていますが、フランス以外に、イタリア、タンザニア、ドイツ、ブラジルなどでも採掘されます。
半透明で、無色、白色、内包物により黄色に輝きます。市場に流通することが少なく、レアストーンとされていますが、まれに透明、ガラス質のものが産出され、ルースなどに加工され、市場に流通します。劈開性のため、取り扱いには注意が必要です。
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