ヒヨスBlack henbane
2024/01/30

英語名 | Black henbane |
---|---|
漢字表記 | 非沃斯 |
学名 | Hyoscyamus niger |
花言葉 | 不完全 |
誕生花 | 7月29日 |
開花時期 | 6月、7月、8月 |
ナス科ヒヨス属のユーラシア大陸原産の多年草ですが、日本では2年草。葉、茎、種子などにヒヨスチアミンが含まれる毒性植物で、園芸植物として育てる際は注意が必要です。英語名の「henbane」は「おせっかいな女(hen)」「致命傷(bane)」の造語とされ、そのことから「魔女の草」「悪魔の草」と呼ばれることもあります。
少量摂取でも動物なら死に至ることがあり、人間の場合でも幻覚、瞳孔散大、情動不安などの危険性がありますが、鎮痛、鎮痙、鎮静、散瞳などの効用は、痙攣症状を緩和の医薬品、眼底検査の散瞳剤の原料としても利用されています。
華岡青洲がチョウセンアサガオなど複数の植物から開発した麻酔薬「通仙散」もヒヨスチアミン(アトロピン)の効用を利用したものでしたが、妻の加恵は臨床実験に協力し続けた結果、ヒヨスチアミンの有害作用により失明しました。
- アロエアロエ科アロエ属のアフリカ、地中海沿岸原産の多肉植物で、300種以上が存…
- リンゴバラ科リンゴ属の落葉高木。リンゴの原産地は、カザフスタン、タジキスタンな…
- ローズマリーシソ科ローズマリー属の地中海沿岸地域原産の常緑低木。名前はラテン語の「海…
- ヨルガオヒルガオ科ヨルガオ属の熱帯アメリカ原産のツル性多年草。日本では春蒔きの一…
関連記事
最新ランキング
- アンブロシア名前はギリシャ語の「不死(Ambrosia)」を意味し、ギリシア神話に登場する神々の食べ物とされ、神酒・ネクタルとともに提供され、口にしたものは人間であっても、...
- リーグ名前は「王」を意味する。 人間界に農奴、農民、貴族の3階級を創設した人物。彼はしばしばヘイムダルと同一視される。
- アメトリンクォーツの1種であるアメシストを加熱処理することで黄色い輝きを持つシトリンに変化しますが、アメシストが地熱などの影響で加熱処理され一部がシトリンに変化したため両...
- アトス山ギリシャ共和国の北東部のエーゲ海を臨むアトス半島の先端に位置する2033mの山で、ギリシャ正教会を始めとする東方正教会の聖地。 アトス半島はギリシャ共和国の領内...
- シトリン11月の誕生石。名前はフランス語の「レモン(Citron)」、またはミカン科の低木であるシトロンに由来します。鉄が含まれることで黄色に輝きますが、同じクォーツの...