天然石
サヌカイト
日本語名 | 讃岐岩、カンカン石、チンチン石 |
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原産地 | 日本 |
モース硬度 | 7.0 |
名前はドイツ人地質学者のハインリッヒ・エドムント・ナウマン(Heinrich.Edmund.Naumann)から鉱石の提供を受け、調査を行ったドイツ人地質学者のヴァインシェンク(E.Weinschenk)によって命名され、1891年に学会で発表されました。
火山岩(古銅輝石安山岩)の1種で主に瀬戸内海沖の香川県、愛媛県、広島県、山口県などから産出しますが、大阪府、奈良県の県境にある二上山など、一部の地域でも産出する場合があります。
結晶が微細で大阪府更良岡山遺跡、広島県洗谷遺跡、愛媛県江口貝塚などの遺跡からは槍、槌などの石器として使用されていた痕跡が発見されています。
硬いもので叩くと音が出ることから、鉱石が発見された香川県では石琴などの楽器として利用されています。