クズJapanese arrowroot、Kudzu
2024/01/30

| 英語名 | Japanese arrowroot、Kudzu |
|---|---|
| 漢字表記 | 葛 |
| 学名 | Pueraria lobata subsp. lobata |
| 花言葉 | 治療、活力、根気、努力、芯の強さ、恋のため息 |
| 誕生花 | 9月11日 |
| 開花時期 | 8月、9月、10月 |
マメ科クズ属の中国、朝鮮半島、東南アジア、日本原産のツル性多年草。クズ属は約20種程度が存在し、全てがアジアに分布しています。クズの根から得られるデンプンを原料に作られる葛粉は、葛湯、葛切り、葛餅の材料として古くから利用されています。
乾燥させたクズの根は「葛根(かっこん)」と呼ばれ、葛根を主成分に作られる「葛根湯(かっこんとう)」は風邪の初期症状に効果がある漢方薬として利用されています。秋の七草の1つに数えられています。
家畜の飼育や土壌流出を防ぐ植物(グリーンベルト)として、1876年に開催されたフィラデルフィア万国博覧会、1884年に開催されたニューオーリンズ万国博覧会をきっかけにアメリカ合衆国に持ち込まれました。ツルによって樹木に巻きつき、覆い隠すように成長することで、他の植物が駆逐され、また、マメ科の特有の根に共生する根粒バクテリアが窒素を固定し、痩せた土壌でも生育し、地上部を刈り取っても、地下部の根によって繁殖するため、分布を大きく広げました。
その結果、アメリカ合衆国では侵略的外来種として認識され、国際自然保護連合(IUCN)には「世界の侵略的外来種ワースト100(100 of the World's Worst Invasive Alien Species)」に選定されています。
クズの茎は年数が経過する程、太くなり、木質化するため駆除、処理が困難になりますが、近年、高齢化、人口減少などにより、里山の人為的な整備(手入れ)が行われない傾向があるため、森林構造の単純化を招くとともに、クズの繁殖が問題になっています。
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