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オキナグサNodding anemone

2024/01/30
オキナグサのイメージ写真です / Close up detail with Pulsatilla vulgaris or the pasqueflower on the field
英語名Nodding anemone
漢字表記翁草
学名Pulsatilla cernua
花言葉奉仕、何も求めない
誕生花3月7日
開花時期4月、5月

キンポウゲ科オキナグサ属の日本、中国、朝鮮半島原産の多年草。名前は開花後に付ける実の表面に生える白色、銀色の繊毛が、老人(翁)の白髪を連想させることに由来します。俳句では春の季語とされています。

アジア、ヨーロッパを中心に約40品種が分布し、日本にはオキナグサ、ツクモグサの2種類が自生していますが、オキナグサは野生下では減少し、ツクモグサは白馬岳、八ヶ岳、横岳周辺の標高500mから2400mに自生する希少種とされ、オキナグサ、ツクモグサは環境省が作成する植物レッドデータブックに掲載され、絶滅危惧類に分類されています。

草丈は30cmから40cm程度まで成長し、紫色、赤茶色、白色の花を咲かせます。花びらのように見える部分は、花びらの外側の部分のガク(萼)が変化したもので、ガクの中に多数のおしべとめしべがらせん状に並び、花柱には白色、銀色の繊毛が密生しています。

風通し、日当たりの良い場所を好ますが、暑さに弱く日陰などで育てるなどの注意が必要です。また、多湿を嫌い、水を与えすぎると、根が腐る恐れがあり、土壌が完全に乾いてから水を与えるようにしましょう。

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Crownfrog

2024年で、インターネットの海に浸かり27年になる「インターネット老人会」の会員です。NIFTY-Serve、ISDNはじめちゃん、個人サイト、ウェブリング、前略プロフィール、mixiは一通り経験済みです。

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