名前はギリシア語の「大気中(Meteoron)」に由来します。特定の産出地域がなく、宇宙空間から飛来する鉱石の混合物の総称でエンスタタイト、テクタイト、モルダバイトなどが含まれます。未知の物質の含むことがあり、宇宙の起源を調査する貴重な資料としても利用されます。

鉄と岩石で構成され、コンドライト(石質隕石)、エコンドライト(鉄隕石)、パラサイト(石鉄隕石)、テクタイト(ガラス質隕石)の4種類に分類されますが、鉄隕石ではニッケルを含む量が4%から6%のものをヘキサヘドライト、6%から13%のものをオクタヘドライト、13%以上のものをアタキサイトと呼び、鉱石内部に含まれる成分によってさらに細かく分類されています。

装飾品などに利用されているメテオライトの多くは、数千年前に落下したものを利用しているため供給量が安定せず、希少とされています。