花・植物
エビネ
漢字表記 | 海老根、蝦根 |
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学名 | Calanthe discolor |
花言葉 | 謙虚、誠実 |
誕生花 | 4月26日 |
開花時期 | 4月~5月 |
ラン科エビネ属のインド、ヒマラヤ、中国、日本、東南アジア、マダガスカル原産の多年草。学名はギリシャ語の「美しい(Calanthe)花(Anthos)」に由来します。名前は茎のがまっすぐ伸び、根に節が多くエビ(海老)に似ていることに由来し、エビネラン(海老根蘭)とも呼ばれます。俳句では春の季語とされています。
江戸時代初期にはエビネと呼ばれていたとされ、1681年に水野勝元によって編さんされた日本最初「花壇綱目」にはアツモリソウ(敦盛草)、エビネなどラン科の栽培方法が書かれています。
エビネ属は200種程度が亜寒帯地域から熱帯地域まで広く分布します。日本固有種は20種程度存在し、アマミエビネ、オクシリエビネ、キリシマエビネ、リュウキュウエビネなどは環境省レッドデータブックの絶滅危惧IA類(CR)に登録されています。
土地開発による森林伐採も絶滅の原因とされていますが、1960年代に起きた「エビネブーム」によって園芸用に乱獲されたことが主な原因だと考えられています。