花・植物
ゼニアオイ
漢字表記 | 銭葵 |
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学名 | Malva sylvestris var. mauritiana |
花言葉 | 信念、恩恵、母の愛、温和 |
誕生花 | 3月20日、7月12日 |
開花時期 | 6月~8月 |
アオイ科ゼニアオイ属の南ヨーロッパ原産の多年草、または2年草。花や葉に含まれる粘液に皮膚の軟化させる効能があるとされ、学名の「Malva(マルバ)」はギリシャ語の「Malache(ものを柔らかくする)」に由来します。草丈は60cmから1メートル程度まで成長し、6月から8月頃に3.5cm程度の5弁の紅紫色の花を咲かせます。
俳句では夏の季語とされています。
日本には江戸時代に持ち込まれ、花の大きさが中国の古代の貨幣である五銖銭(ごしゅせん)の大きさに似ていたこと、葉に向日性があることから、「太陽を仰ぎ見る」を意味する「仰日」から転じて「銭葵」と呼ばれるようになったと言われています。
葉や花に含まれる粘液には、炎症部分を保護する性質があり抗炎症剤の原料に利用され、また、天日干ししたものを錦葵葉(きんきよう)と呼び、腸の働きを整える効果から下痢止めの漢方薬としても利用されます。