リンゴApple

英語名 | Apple |
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漢字表記 | 林檎、苹果 |
学名 | Malus pumila |
花言葉 | 誘惑、選択、名声、選ばれた恋、最もやさしき女性に |
誕生花 | 4月8日、5月11日、9月29日 |
開花時期 | 4月、5月 |
バラ科リンゴ属の落葉高木。リンゴの原産地は、カザフスタン、タジキスタンなどの中央アジアが原産と考えられ、シルクロードを経由し、平安時代には日本に持ち込まれたと考えられています。中国を経由して日本に持ち込まれたリンゴを「和リンゴ」、アメリカから持ち込まれたリンゴを「西洋リンゴ」として区別します。
和リンゴは、果実の大きさ4cm程度と西洋リンゴと比べて小さく、味も酸味が強いことから、江戸時代には食用にも利用されていたとされていますが、主に観賞用として利用されていたと考えられています。1816年から、滋賀県彦根市周辺の農園で後に「彦根りんご」と呼ばれる和リンゴの栽培が行なわれていましたが、西洋リンゴの普及に押され、1930年に廃園となっています。
スイスで4500年前のリンゴの化石発見されていることから、紀元前2000年頃には栽培がおこなわれていたと考えられ、また、16世紀頃には欧州を中心に栽培が行なわれ、17世紀の初めの大航海時代にアメリカ大陸に持ち込まれたと考えられています。
現在、日本で食用として利用されているリンゴの多くは、アメリカを原産とする品種で、日本で流通する品種としても有名な「ジョナゴールド」ふじ」「紅玉」「ゴールデンデリシャス」はアメリカの農園、農業試験場で誕生しました。1862年(文久2年)、松平春嶽が、アメリカ産のリンゴの苗木を入手し、福井藩下屋敷に植えたのが、日本初の西洋リンゴの栽培だとされています。
北欧神話では「黄金の林檎」は神々の不老不死の源とされ、ギリシア戦争では「黄金の林檎」をきっかけにトロイア戦争が勃発し、旧約聖書の創世記に登場する禁断の果実をリンゴとする説があり、歌劇「ウィリアム・テル」序曲にはリンゴが登場します。
英国清教徒団「ピルグリムファーザーズ」の活動家によってアメリカ大陸にリンゴが持ち込まれ、1800年頃には、ジョン・チャップマン(ジョニー・アップルシード)が、聖書の教えを説きながらリンゴの種を植えて回ったといわれています。
そのため「アップルパイのようにアメリカ的だ(As American as apple pie)」の慣用句が示すように、アメリカ人にとってリンゴは欠かせない果物となっています。
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