花・植物
イチジク
漢字表記 | 無花果、映日果 |
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学名 | Ficus carica |
花言葉 | 裕福、豊富 |
誕生花 | 4月5日、4月10日 |
開花時期 | 6月~9月 |
クワ科イチジク属のアラビア半島南部原産の落葉高木で、地中海沿岸地域では紀元前2400年頃のエジプトでは栽培されていたとされ、彫刻の一部にも描かれています。日本には江戸時代初期に持ち込まれたとされています。古代ローマ時代、古代ギリシア時代には多産、繁殖、知恵の象徴とされました。
旧約聖書の創世記3章7節にアダムとイヴはイチジクの葉を腰に巻いていたと書かれ、新約聖書のマタイによる福音書24章32節には「いちじくの木から教えを学びなさい。枝が柔らかくなり、葉が伸びると、夏の近づいたことが分かる。」と書かれ、またオリーブ、ザクロ、ナツメヤシ、ブドウなどとともに聖書の地の七産物の1つとされています。
果実には食物繊維、カリウム、カルシウム、鉄分などが豊富で、活性酸素の除去作用、便秘解消などに効果があるとされています。日本では生食が一般的ですが、イラン、トルコなどでは乾燥品として流通します。イチジクに含まれる乳白色の果汁はアロエ、タケノコ、マンゴーなどと同じように体質によってはかぶれることがあり、注意が必要です。
乾燥させた葉はムカカヨウ(無花果葉)と呼ばれ、整腸の作用がある漢方薬として利用されます。