ススキJapanese silver grass
2024/01/30

| 英語名 | Japanese silver grass |
|---|---|
| 漢字表記 | 薄、芒、尾花 |
| 学名 | Miscanthus sinensis |
| 花言葉 | 勢力、生命力、活力、隠退、悔いなき青春、心が通じる |
| 誕生花 | 9月15日 |
| 開花時期 | 8月、9月、10月 |
イネ科ススキ属の中国、朝鮮半島、台湾、日本原産の多年草。開花時期に穂先に花穂(かすい)と呼ばれる小さい花を咲かせます。先端に付くワタを付け風で揺れている様子が特徴的ですが、ワタのようなものは白い毛が付いた種子で、ススキはタンポポと同じように風媒花のため種子を少しでも遠くに移動させることができる形状をしています。尾花(おばな)と呼ばれ、秋の七草の1つに数えられています。
草丈は1mから2m程度まで成長し、秋になると日当たりの良い草原などでススキが揺れる様子を観察することができます。沖縄県など温暖地に自生するススキは1年を通して常緑で、枯れることがなく、最大で5m程度まで成長します。
ススキは内陸部で生育するため、河川敷で揺れている植物は湿った土壌を好む同科のオギと考えられます。ススキとオギが混在して生育する場所では、稀に自然交雑種のオギススキ(Miscanthus × giganteus)が生育することがあります。オギススキはジャイアントミスカンサス(Giant miscanthus)とも呼ばれ、バイオマス燃料として利用することが可能なバイオマス植物として期待されています。
米、小麦のように食用にはなりませんが、古くから同科のヨシと同じように茅葺き屋根などに利用され、日本人の生活に密接に関わってきました。
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